与那国島にシェルター検討 防衛相、町議会が意見書

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沖縄県与那国町の集落。右奥は自衛隊のレーダー施設=2022年
沖縄県与那国町の集落。右奥は自衛隊のレーダー施設=2022年

 浜田靖一防衛相は9日、沖縄県与那国町議会の大宜見浩利副議長らと防衛省で面会し、台湾有事への備えとして住民用の避難シェルターの設置を求める町議会の意見書を受け取った。浜田氏は、政府内で調整し設置を検討すると応じた。同席者が明らかにした。同町は台湾から約110キロの離島・与那国島にある。

 意見書は、町議会が昨年12月に可決した。中国軍が昨年8月に日本の排他的経済水域(EEZ)内に弾道ミサイル5発を撃ち込んだ事例に触れつつ、台湾有事への懸念に言及。「与那国町は最も台湾に近く、町民の生命と安全が脅かされることが強く懸念される」と訴えた。

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