学術会議政府方針「異例で異常」 任命拒否の早大教授

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記者会見する早稲田大の岡田正則教授=9日午後、東京都千代田区
記者会見する早稲田大の岡田正則教授=9日午後、東京都千代田区

 菅義偉前首相に日本学術会議会員への任命を拒否された早稲田大の岡田正則教授(行政法)が9日、東京都内で記者会見し、会員選考に第三者を関与させるなどとした政府方針について「日本の学術の在り方そのものが政治によって変質させられてしまう。異例で異常だ」と訴えた。

 選考は現在、会員らが候補者を選定して首相に推薦する仕組み。政府は選考過程の透明性を高めるためとして、会員らが候補者選考の際に意見を聞く「選考諮問委員会(仮称)」を新設する方針で、今国会への日本学術会議法改正案の提出を目指している。

 岡田氏は「研究者の自立や学問の自由を突き崩すような内容」と指摘した。

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