マスク着用緩和、3月中旬が軸 「個人で判断」、10日にも決定

 新型コロナウイルスの「5類」移行に伴うマスクの着用の在り方について、政府が3月中旬にも屋内外を問わず個人の判断に委ねる形に緩和する方向で調整していることが9日、政府関係者への取材で分かった。緩和する日は3月10日や17日など複数の案がある。今月10日にも政府対策本部を開いて決める見通し。

 コロナの流行は当面続くと考えられるため、マスク着用が効果的な場面も公表し、判断材料としてもらう。本人に症状がある場合や、家庭内に感染者がいる場合、医療機関や高齢者施設を訪問する際などは、引き続き着用を呼びかける方向だ。高齢者などの重症化リスクが高い人が、混雑した場所に行く場合も効果的だと周知する。公共交通機関についても考え方を示す検討をしている。

 政府は新型コロナの感染症法上の位置付けを5月8日に5類に移行することを1月に決めた際、マスク着用を「個人の判断に委ねる」との基本方針を表明。時期などを検討し早期に示すとしていた。現在は屋内では原則、着用を推奨している。

お気に入りに登録
シェアする

秋田魁新報(紙の新聞)は購読中ですか

紙の新聞を購読中です

秋田魁新報を定期購読中なら、新聞併読コース(新聞購読料+月額330円)がお得です。

新聞は購読していません

購読してなくてもウェブコースに登録すると、記事を読むことができます。