イスラエル占領地の犠牲者、急増 昨年、治安部隊が146人殺害

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ヨルダン川西岸でイスラエル治安部隊と衝突するパレスチナ人=1月26日(ゲッティ=共同)
ヨルダン川西岸でイスラエル治安部隊と衝突するパレスチナ人=1月26日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルが占領するヨルダン川西岸や東エルサレムで昨年、イスラエル治安部隊に殺害されたパレスチナ人が急増、146人に上ることが分かった。第2次インティファーダ(反イスラエル闘争)中の04年に197人を記録して以来最多。イスラエルの人権団体「ベツェレム」が9日までに発表した。

 治安部隊は今年既に30人以上を殺害。一方で1月27日にはパレスチナ人によるシナゴーグ襲撃事件も発生した。昨年末発足のネタニヤフ政権には対パレスチナ強硬派の極右政党が参加しており、情勢悪化が懸念される。

 近年では殺害された占領地のパレスチナ人は19年26人、20年24人、21年77人だった。

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