外旭川スタジアム「百何十億では無理」 佐竹知事、整備費膨らむとの見方

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 佐竹敬久知事は7日、秋田市外旭川地区への設置が検討されている新スタジアムに関し、資材価格高騰により整備費が大幅に膨らむとの見方を示した。屋根付きのスタジアムの整備費を143億円と概算したイオンタウン(千葉市)の提案に対し「百何十億円では、まず無理だ」と述べ、施設の規模や機能を精査する必要があると指摘した。

 県議会の予算特別委員会総括審査で、工藤嘉範氏(自民)の質問に答えた。佐竹知事は「私のプライベートな情報」と前置きした上で「今の物価高騰で整備費は相当な額になる。建築関係の専門家から、300億円は超えるという話があった」と語った。

 秋田市が進める外旭川地区のまちづくり構想の民間事業パートナーであるイオンタウンは昨年3月、観客席1万席と天然芝可動ピッチを備え、フィールド全体を屋根で覆うスタジアムの整備を市に提案した。概算整備費143億円のうち市や県、国に計88億円の補助と免税措置を求めている。

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