準硬式野球というアナザーロード 帝京大監督・浅野修平さんの挑戦

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準硬式野球界で独自の存在感を放つ浅野さん

準硬式野球という競技をご存じだろうか?
表面が軟式球のように天然ゴムで覆われ、内部は硬式球とほぼ同じ材質の「準硬式球」を用いるほかは、硬式や軟式とルールは一緒。国内の競技人口は約1万人で、競技者の大半が大学生だ。

この準硬式野球界で、存在感を放つ秋田出身者がいる。
帝京大学準硬式野球部(東京)で監督を務める浅野修平さん(32)。
チームが加盟する東都大学準硬式野球連盟の理事として東南アジア諸国との野球交流や普及活動に力を入れたり、女子野球の振興に取り組んだりしている。
独自路線を行く彼のバイタリティーの源泉に迫った。

秋田で撮影した動画がベトナムへ


「今、ベトナムにいます。ここでの野球の普及活動が秋田にもつながるので、一度ぜひお話しさせてください」

そんな旨のメールが浅野さんから届き、後日都内で会うことになった。
当日、待ち合わせ場所に姿を現した浅野さんは身長170センチながら、がっしりとした体格。選手時代は捕手や一塁手だったという。

喫茶店に入ると、さっそく今回のベトナム訪問について語ってくれた。

2月8~14日の日程で訪れたのは、ベトナムの中心都市・ホーチミン市と、隣接するビンズオン省。現地の野球協会やスポーツ行政当局の関係者と面会、今後の協力を確認したほか体育の授業に野球を取り入れている大学などを視察した。

現地の野球協会の幹部と面会


「今回の訪問が秋田とどのように関係するかと言うとですね…」。

そう言って広げたノートパソコンの画面には、男性トレーナーが体幹を鍛えるトレーニングを実演したり、野球のユニホーム姿の女性がダンスを指導したりする動画が映し出された。投球や打撃に関する実践的な内容もある。

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