市街地の人口密度が下がり続ける秋田市 コンパクトシティー政策の成果表れず

連載:コンパクト化を目指す街
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 秋田市は、人口減少下でも持続可能な社会基盤の構築に向け、コンパクトシティーに取り組むとしている。その目的や背景を踏まえ、今後のまちづくりについて考える。全4回。

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 世界有数の豪雪都市として知られる青森市は、今冬も1月末から2月上旬にかけて積雪が1メートルを超えるなど大雪に見舞われた。近年の除雪費は2020年度までの10年間で平均33億円に上り、秋田市(平均17億円)の2倍近い。労務単価の上昇なども相まって、市の財政を圧迫している。

 秋田市同様、コンパクトな街の形成と公共交通網の維持・充実を目指してまちづくりを進めている都市でもある。昨年策定した青森市都市計画マスタープランは「多雪都市である特徴を踏まえ、冬期積雪期を含め駅やバス停などへ徒歩で移動可能な範囲」を基準に、将来へ向けて住宅の集約を促すエリア(居住誘導区域)を示している。

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