比内地鶏の生産、3年連続前年割れ コロナで需要減、大雨被害も

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 2022年の比内地鶏の生産羽数は40万1千羽で、前年より7%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要低迷で生産調整が続いていたところに、昨夏は大雨被害にも見舞われた結果、3年連続の前年割れとなった。県は新年度、比内地鶏とは別系統の鶏の開発を視野に市場調査を行うことにしており、比内地鶏を取り巻く環境にも影響を与える可能性がある。

 15日には県比内地鶏ブランド認証推進協議会(会長・齋藤了県農業公社理事長、会員98人)の22年度総会が秋田市で開かれ、県畜産振興課の担当者が比内地鶏の生産流通状況について報告した。

 それによると、生産数と在庫数の合計から、22年に流通出荷された比内地鶏は前年比1%減の42万3千羽。このうち県内事業者向けの出荷が18万7千羽(44%)、県外事業者向けが23万6千羽(56%)だった。

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