AI作成の偽動画、検知し警告 サイバーエージェント導入

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ディープフェイク映像検知システムの判定画面。右側が偽の顔写真(国立情報学研究所の越前功教授提供)
ディープフェイク映像検知システムの判定画面。右側が偽の顔写真(国立情報学研究所の越前功教授提供)

 IT大手のサイバーエージェントは「ディープフェイク」と呼ばれる、人工知能(AI)で作成した偽の顔写真や動画を検知するシステムを4月以降に導入する。人の目で真偽を判定しづらいディープフェイクを正確に探り当て、作成者に警告しインターネットからの削除を求める。偽映像を排除し、著名人やタレントの肖像権を守る。

 ディープフェイクは本物の映像の表情をAIで加工したり、別人の映像と重ね合わせたりして作成するため、本物と見分けるのが難しい。システムは国立情報学研究所の越前功教授と山岸順一教授の研究チームが開発。膨大なディープフェイク映像を分析し、表情のデータの特徴を把握したという。

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