ヴァージン、航空宇宙事業を停止 英国初の衛星打ち上げに失敗

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米企業「ヴァージン・オービット」が実施した、航空機からロケットを切り離す実用実験=2019年7月(同社提供)
米企業「ヴァージン・オービット」が実施した、航空機からロケットを切り離す実用実験=2019年7月(同社提供)

 【ロンドン共同】英ヴァージン・グループ傘下の米航空宇宙企業ヴァージン・オービットが経営危機に陥り、事業を停止した。複数の英メディアが20日までに伝えた。1月に英国では初となる人工衛星の打ち上げに失敗。株価は下落傾向にあり、現在は、破産状態となる最悪のシナリオも想定して危機管理対策の策定を進めている。

 今月16日に事業を停止し、職員の大半は休職状態となった。新たな資金調達の方法を探る。事業売却も選択肢に入っているという。

 オービットは、ジェット機に人工衛星を搭載したロケットをつり下げ、上空で発射する方式で、衛星事業に取り組んでいる。

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