「大江さんの思い継ぐ」 東京で脱原発集会
ノーベル文学賞作家で3日に亡くなった大江健三郎さんらが呼びかけ人となった「さようなら原発」運動の全国集会が21日、東京・代々木公園で開かれた。冒頭、ルポライター鎌田慧さんが「原発に回帰などできるはずがない。クリーンエネルギーというのはうそっぱちだ」と訴えた。
作家の落合恵子さんも登壇。過去のデモ行進中に、さまざまな視線の中を静かに歩く大江さんの姿に感銘を受けたとのエピソードを披露し、「おなかの底に自分との誓いをすとんと落として生きるとは、こういうことなんだと思った。大江さんの思いをしっかり継いでいきたい」と述べた。
お気に入りに登録