ウクライナ復興費54兆円 世界銀行、侵攻1年で上振れ

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ロシアの空爆により破壊されたキーウ近郊にあるアパート=22日(ゲッティ=共同)
ロシアの空爆により破壊されたキーウ近郊にあるアパート=22日(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】世界銀行は23日、ロシアの侵攻が続くウクライナの復興費用が今後10年間で4110億ドル(約54兆円)に膨らむとの試算を明らかにした。2022年の国内総生産(GDP)推計額の2・6倍となる。侵攻が長引き、昨年9月に発表した3490億ドルの見積もりから上振れした。

 侵攻が始まった昨年2月24日から1年間の被害額を基に算定。今年中に必要な優先的事業のために140億ドルが必要で、現在のウクライナ政府予算では110億ドルが不足していると指摘した。

 世銀は「ウクライナの復旧・復興には数年かかる。継続的な支援は同国と世界経済の双方への投資となる」と訴えている。

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