住宅街の一角にある灰色のプレハブ小屋。窓には食パンの形をした看板がかかっている。店主の田畑美穂さん(34)が自宅前に構えた無人販売所だ。わずか4平方メートル程度の空間には、小麦粉や乳製品を使わず、主に米粉で生地を練り焼き上げたパンや菓子が10種類ほど並ぶ。

パン作りを始めたのは、9歳の長女が生まれて間もない頃だった。子育てや仕事に追われ外出もままならない中、在宅でできる趣味としてのめり込み、通信教育で学びながら腕を磨いた。
お気に入りに登録
シェアする
この記事は有料会員限定です
(全文 822 文字 / 残り 608 文字)
電子版を有料購読すると
秋田のニュース・話題をナンバーワンの情報量で。秋田に関わるあなたの仕事や暮らしに役立つ情報満載です。
- 有料会員向け記事が読める
- 各種メールでニュースを見逃さない
- 新聞併読コースならデジタル紙面が読める