ほかほかのご飯をかみしめると、口いっぱいに磯の香りが広がる。本県沿岸でこの時季に取れる生ワカメを使った「ワカメご飯」は、県水産振興センター(男鹿市)増殖部、柳原陽さん(30)の一押しメニュー。「生ワカメを食べられるのは収穫期の今だけ」とPRする。

毎年10月下旬になると、男鹿半島沿岸を中心にワカメ養殖が始まる。センターが生産した養殖用の種糸(全長1~2センチのワカメの芽が付いた糸)を、漁業者が太いロープに巻き付け、水深2~3メートルに沈める。ワカメは太陽の光と海水中の栄養分で成長。2月下旬から3月中旬の収穫期には、大きいもので全長2・5メートルにまで成長する。2021年の県内収穫量は203トンだった。
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