支援枠、導入10日で7兆円 銀行資金繰り、金融不安で

 【ニューヨーク共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は23日、シリコンバレー銀行(SVB)などの破綻により新設した金融機関の資金繰り支援枠の利用が、導入から10日後の22日時点で536億ドル(約7兆円)になったと発表した。金融不安がくすぶる中、銀行が「最後の貸し手」の中央銀行に頼る姿が鮮明となった。

 FRBはSVBが今月10日に破綻した2日後に、預金の全額保護と新たな資金繰り支援策の導入を発表。金融機関を対象に、米国債や住宅ローン担保証券を担保として最長1年の融資を提供する仕組みで、担保は含み損が出ていても額面で評価される。

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