知られざる東海林太郎 没後50年:[長崎のご当地ソング]キリシタンを思い歌う

連載:知られざる東海林太郎 没後50年
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キリシタンゆかりの熊本県天草市にある天草十万山を訪れた東海林太郎(中央)=1965年4月15日撮影、東海林太郎音楽館所蔵
キリシタンゆかりの熊本県天草市にある天草十万山を訪れた東海林太郎(中央)=1965年4月15日撮影、東海林太郎音楽館所蔵

 昭和歌謡史を振り返ってみると、長崎を題材にした作品が多く作られたことがわかる。東海林太郎も歌った。その最初は、1934(昭和9)年6月の「招く雲仙」である。翌年4月には「長崎行進曲」が発売された。作詞者の渡部龍夫は、前年に長崎と雲仙で開かれた長崎産業観光博覧会の「長崎博覧会の歌」の歌詞公募の当選者であった。その実績によりポリドールから「長崎行進曲」の作詞を依頼された。

 同年5月には、東海林が歌う「長崎開港記念歌」が発売された。前述の公募において長崎商工会議所推薦の2等に当選した歌であった。歌詞は長崎市立高等女学校の国語教師川上和泉の作品が選ばれた。

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