米中小銀行、預金15兆円流出 週間、SVB破綻で

※写真クリックで拡大表示します
米首都ワシントンのFRB本部=21日(共同)
米首都ワシントンのFRB本部=21日(共同)

 【ニューヨーク共同】米シリコンバレー銀行(SVB)などの破綻があった今月9~15日の1週間に米国の中小銀行から1200億ドル(約15兆7千億円)の預金が流出したことが24日、米連邦準備制度理事会(FRB)による週次の商業銀行統計で分かった。

 ロイター通信によると、金額ベースでは過去最大の減少。SVBの破綻で信用不安が広がり、顧客が大手銀行などに預金を移す動きが広がったとみられる。

 FRBによると、今月8日時点で中小銀の預金残高(季節調整値)は5兆5759億ドルだったが、15日時点は5兆4559億ドルと2・2%減少した。一方、大手銀の預金残高は666億ドル増加した。

お気に入りに登録
シェアする

秋田魁新報(紙の新聞)は購読中ですか

紙の新聞を購読中です

秋田魁新報を定期購読中なら、新聞併読コース(新聞購読料+月額330円)がお得です。

新聞は購読していません

購読してなくてもウェブコースに登録すると、記事を読むことができます。