香川の「風流踊」披露、高松　無形文化遺産登録を記念

　香川県に伝わる「綾子踊」（まんのう町）と「滝宮の念仏踊」（綾川町）を含む各地の「風流踊」が国連教育科学文化機関（ユネスコ）の無形文化遺産に登録されたのを記念し、高松市で２５日、両町の保存会が踊りを披露するイベントが開かれた。商店街で色鮮やかな衣装をまとった人びとが舞う姿を買い物客ら約千人が足を止めて楽しみ、拍手を送った。

　イベントは県と両町などが主催。風流踊の魅力を発信するトークショーもあり、「滝宮念仏踊保存会北村組」の有岡俊文代表（６３）は「守り、伝え、育てることに精いっぱい取り組んでいく」と伝統の継承に意気込みを見せた。