ボーン上田賞の2記者が講演 中国やウクライナの現状を語る
優れた国際報道を手がけたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」の受賞者講演会が26日開かれた。中国共産党大会の主要人事などを特報した共同通信社外信部の大熊雄一郎記者(41)は「リスクを冒し付き合ってくれた友人知人に受賞を伝えると危険が及ぶ。評価はうれしいが、中国社会の現状を考えると素直に喜べない」と話した。
会場は横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)。大熊氏は「新全体主義」をテーマに講演。ロシアが侵攻したウクライナの実態を報じた朝日新聞社イスタンブール支局長の高野裕介記者(42)は、息子がロシア軍に捕まった母親についての記事などを紹介した。
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