家々の味、次代につなぐ若手事業者 漬物の製造法、生産者から学ぶ

連載:秋田漬物文化継承へ
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 食品衛生法の改正は、漬物の作り手の高齢化と後継者の不在という課題を直売市場に突き付けた。生活環境の変化に伴い「家々の味」を家庭で継承することが困難になる中、作り手の味を受け継ぎ市場に出し続けようと、若手事業者たちが動き出している。

 2月上旬、秋田県大館市岩瀬にある直売所「たけのこ館」の冷蔵ケースにはダイコンのいぶり漬けがずらりと並んでいた。だが法改正がきっかけとなり、たけのこ館に漬物を出荷している15人のうち14人が、来年5月末までの猶予期間が終われば廃業する予定だ。

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