大阪桐蔭を「あと1アウト」まで追い詰めた夏…君は秋田高の熱闘を覚えているか

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甲子園球場で行われている選抜高校野球で初戦を突破した能代松陽は、あす28日の3回戦で連覇を狙う大阪桐蔭と激突します。秋田県勢が大阪桐蔭と対戦するのは春夏の甲子園を通じて3度目。県民にとっては2018年夏の大会決勝で敗れた金足農の戦いが記憶に新しいでしょう。忘れてはいけないのが1991年夏の秋田の戦いぶりです。この年、初出場初優勝を成し遂げ、現在に続く強豪校の歴史の礎をつくった大阪桐蔭を土俵際まで追い詰めたのです。試合翌日の秋田魁新報朝刊の記事から、あの夏の熱闘を振り返ります。

延長11回 秋田、悪夢の逆転喫す 先制の3点を守れず 大阪桐蔭、9回2死から追い付く


第73回全国高校野球選手権大会 第10日
第七十三回全国高校野球選手権大会第十日は十七日、甲子園球場で3回戦4試合を行い、第3試合に登場した本県代表の秋田は今大会4度目の延長戦の末、3―4で大阪桐蔭に敗れた。秋田は初回、二死から菅原勇の右翼ポール際への大会二十五号、県勢としては夏の大会六本目、東北勢では記念すべき三十号アーチで先制。さらに菅原朗、浅野の連続適時打で3点を挙げて優位に立った。しかし、1―3で迎えた九回、菅原朗が大阪桐蔭に二死から4連打を浴び同点。秋田は十回、佐藤の中前打で二走浅野が本塁を突いたが惜しくも憤死。十一回に大阪桐蔭・沢村に勝ち越しの本塁打が飛び出た。今大会、健闘が目立った東北勢は、すへて姿を消した。

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