台湾の馬英九氏が訪中 総統経験者で初、発言に注目

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台湾の桃園国際空港で出発を前に手を振る馬英九前総統=27日(中央通信社=共同)
台湾の桃園国際空港で出発を前に手を振る馬英九前総統=27日(中央通信社=共同)

 【台北共同】台湾の最大野党、国民党の馬英九前総統が27日、中国上海市の空港に到着した。中国共産党との内戦に敗れた蒋介石の国民党政権が1949年に台湾に逃げ込んで以降、総統経験者の訪中は初めて。中国高官と会談する可能性があり、双方の発言が注目される。訪問は4月7日まで。

 中国の習近平指導部は台湾統一に向けて圧力を強め、台湾周辺での軍事活動を常態化させている。一方、平和的な統一を強調してみせるなど、最近は融和イメージの演出にも力を入れる。来年1月の台湾総統選に向け、対中融和路線の国民党を取り込み、統一反対を鮮明にする与党、民主進歩党(民進党)の追い落としを狙う。

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