時価総額10兆円に意欲 第一生命HD、菊田次期社長
第一生命ホールディングス(HD)社長に4月1日付で就任する菊田徹也代表取締役専務執行役員(58)は、27日までに共同通信のインタビューに応じ、2030年度に株式の時価総額を10兆円に増やしたいと意欲を示した。現在は2兆円台半ばで、約4倍の大幅増加となる。企業の合併・買収(M&A)などで海外事業を加速する。
菊田氏は30年度の10兆円達成時に「利益に占める海外事業の寄与度は21年度の28%から、50%超になっている」と述べた。東京証券取引所の上場企業のうち、22年末時点で、時価総額が10兆円を超えるのはトヨタ自動車とNTT、ソニーグループなど5社にとどまる。
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