
新制度で初めて行われた秋田県公立高校入試が、全日程を終えました。これまで1月下旬に行ってきた「前期選抜」を「特色選抜」に改め、試験日程を3月上旬の一般選抜と一本化。さらに特色の学力検査を3教科から5教科に増やしたのが大きな特徴です。少子化で入学者の確保が年々難しくなる中、新たな制度に期待する向きもありましたが、定員割れの学校学科は前年より拡大しました。(デジタル編集部・斉藤賢太郎、社会部・川村巴)
2023年入試で、全日制課程は82学科の74%に当たる61学科が定員割れとなり、前年の55学科(67%)から拡大。定時制課程は前年同様、11学科全てで定員割れしました。
全日制の定員割れは5年前の2018年時点で全学科の約50%でしたが、年々拡大しています。県教育庁は少子化を踏まえ、毎年募集定員を減らしているものの、それを上回るペースで志願者・合格者が減っているためです=チャート①。
加えて23年は、別の要因が追い打ちをかけました。
23年に新たに導入された特色選抜の受験者が、22年の前期選抜に比べて大きく減ったのです。
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