ハピネッツのカンター、ラマダンでも涼しげに得点量産 残り15試合へ強い決意

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 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)は終盤戦。東地区4位の秋田ノーザンハピネッツが一つでも上の順位を目指すためには、フォワードのケレム・カンター(27)の奮起が欠かせない。昨年10月の故障離脱以降、本来の力を出し切れない状態が続いたが、ここに来てようやく復調の兆しを見せ始めた。「残された試合の中で『自分がやれる』ということを証明したい」と強い決意を口にする。

攻撃の活性化に期待がかかるカンター。シーズンの佳境で真価を発揮できるか=22日、CNAアリーナ

群馬戦で32得点、得点源2人の離脱埋める活躍


 鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような躍動ぶりだった。25日のアウェー群馬戦。5本の3点シュート(3P)を含む自己最多の32得点と爆発した。前半だけで4本の3Pを沈めると、後半もゴール下で強さを見せて得点を重ねた。得点源のガード田口成浩、ガード古川孝敏主将が負傷離脱する中、チームを勝利に導く貴重な働きだった。

 ブラスウェルヘッドコーチ(HC)代行は試合前、復調のきっかけをつかんでもらおうと、好調だったプレシーズンゲームの映像などを見せたという。「いいイメージを取り戻してくれた。結果を残してくれて本当にうれしく思う」と喜んだ。

 イスラム教徒のカンターにとって、この時期は日中の飲食ができないラマダンに当たる。それでも試合後は涼しげな表情で「きょうは集中して試合に入ることができた」と話し、時折笑顔も見せた。

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