米「裏庭」切り崩す中国 中南米、台湾と断交ドミノ

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グアテマラのジャマテイ大統領(右)と共同声明を発表する台湾の蔡英文総統=3月31日、グアテマラ市(ロイター=共同)
グアテマラのジャマテイ大統領(右)と共同声明を発表する台湾の蔡英文総統=3月31日、グアテマラ市(ロイター=共同)

 【サンパウロ共同】台湾の蔡英文総統が3月31日、外交関係のあるグアテマラに到着し、ジャマテイ大統領と会談、隣国ベリーズを含む中米訪問を開始した。中米ではホンジュラスが台湾と断交し中国と国交を樹立したばかり。米国の「裏庭」とされる中南米で、中国は台湾の外交関係の切り崩しを加速させており、蔡氏は断交ドミノを食い止めたい考え。

 台湾と外交関係を持つ国は13カ国と過去最少になり、うち7カ国が中南米・カリブ海地域にある。その中でグアテマラは、人口や国内総生産(GDP)で最大。ベリーズは英連邦の一員で日本も駐在官事務所を置き重視する国だ。

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