秋田藩校トップ、野上陳令の日記翻刻 江戸後期の藩政知る資料に、県公文書館
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江戸後期に評定奉行や秋田藩校(後の明徳館)のトップなどを務めた野上陳令(1774~1846年)の日記の翻刻を進めている県公文書館は、最初の成果となる「野上陳令日記 第一巻」を刊行した。藩校関係の刊行は初めてで、教学面から当時の藩政を知ることができる資料。1794(寛政6)~1846(弘化3)年の日記全43冊のうち、26冊を全5巻に収録し、年1巻のペースで刊行する予定。
野上陳令は、下級藩士の家の生まれ。若くして江戸留学を経験するなど成績優秀で、藩校教授のほか、財用吟味役や評定奉行、久保田町奉行を歴任した。9代藩主・佐竹義和(よしまさ)の主導で創設された藩校の最高職・祭酒を、60歳から亡くなる73歳まで務めた。
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