湯沢市三関地区のサクランボ、人工授粉で不作回避 結実促し産地維持を目指す

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毛ばたきを使った人工授粉に当たるサクランボ農家=4月、湯沢市上関
毛ばたきを使った人工授粉に当たるサクランボ農家=4月、湯沢市上関

 秋田県内有数のサクランボ産地・湯沢市三関地区で開花期の4月中旬、生産者が人工授粉に汗を流した。昨年の開花期は気温が低く推移して花粉の交配に使うハチの動きが鈍く、結実に至らなかった例が多発。収量は約10・9トンと、ここ10年の平均のわずか12・7%にとどまった。地区は数年にわたって不作に見舞われており、着実に授粉を進めることで巻き返しを図る。

 昨年の記録的な不作の原因には3点が挙げられる。開花期の低温に始まり、4月下旬に降霜でめしべが枯れる被害が確認された。6月上旬は雨が続き、栄養が過剰に供給されて割れる実が出た。

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