ひきこもり支援、連携広げ「ラボ」設立 居場所づくり、これからも

連載:「ふらっと」10年 大仙ひきこもり支援の現場から
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 4月12日、秋田県内のひきこもり当事者や家族を支援する新たな団体が設立された。名称は一般社団法人「秋田ひきこもりラボ」。「ふらっと」(大仙市大曲須和町)を運営するNPO法人「光希屋(ひきや)=家=」代表のロザリン・ヨンさん(47)=秋田大大学院助教=が理事長に就いた。

「秋田ひきこもりラボ」設立総会であいさつするヨンさん(右)

 団体にはひきこもり経験のある当事者や家族会関係者のほか、県内企業経営者らが参加する。全県的な実態調査、支援団体の交流などに取り組む予定だ。

 秋田市で開かれた設立総会で、「さまざまな立場から知恵を出し合い、支援を広げられることにわくわくしている」と話したヨンさん。ひきこもりの正確な実態は把握されておらず、「ふらっと」のある大仙市でも支援につながっていない人は多いとし、「現場で活動していてすごく悔しい」と吐露した。

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