日本海中部地震の遺族に響いた「投稿歌」 元合川町職員が揮毫、碑に捧ぐ
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秋田県男鹿市戸賀加茂青砂の日本海中部地震「津波殉難の碑」前で26日に営まれる慰霊の会で、本紙読者文芸欄(2月9日付)に載った松岡正樹さん(87)=現在秋田市住=の短歌〈慰霊碑の先に広がる加茂の沖悲しみを秘め静かなる蒼(あお)〉が捧(ささ)げられる。40年前の地震では、遠足で加茂青砂海岸に来ていた合川町(現北秋田市)の旧合川南小児童が津波にのまれ13人が亡くなった。

この歌を捧げようと思い立ったのは、北秋田市川井の元合川町職員、杉渕テルさん(72)。「40年も前の出来事を忘れずに詠んでくれた人がいる」と感動し、遺族たちに知らせたところ「いい歌だ」と感想が返ってきたという。そこで、松岡さんの了解を得た上で、趣味の書道の腕を生かして揮毫(きごう)し、額装して遺族らとともに碑の脇に掲げることにした。
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