地震多く、核ごみ地層処分不向き 札幌で集会、主催者が強調

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記者会見するNPO法人・原子力資料情報室の高野聡研究員=28日午後、札幌市
記者会見するNPO法人・原子力資料情報室の高野聡研究員=28日午後、札幌市

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、北海道寿都町と神恵内村での文献調査中断などを求める集会が28日、前日に続き札幌市で開かれた。主催者が終了後に記者会見し、地震が多い日本は地下深くに埋設する「地層処分」に不向きとして、幅広い方法を研究するべきだと訴えた。

 集会はNPO法人・原子力資料情報室など3団体が主催し、28日は約250人が参加。市民団体「北海道平和運動フォーラム」の田中紀恵幹事が「現状の政策方針と技術では危険な高レベル放射性廃棄物を地下に埋め捨てにできない」とのアピールを読み上げた。 国は核のごみを地下300メートルより深い岩盤に埋める方針。

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