日本海中部地震40年:証言(8)支援物資の輸送に奔走 「救護」の使命、強く認識 碇谷壽朗さん(秋田市)

連載:日本海中部地震40年
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 日本海中部地震では秋田県沿岸部の交通網が寸断され、被災地へ支援物資が届けられた。当時、日本赤十字社県支部の入社3年目の職員だった碇谷壽朗さん(64)=秋田市楢山=は、発生直後から支援物資の輸送に奔走。「県内で人が亡くなる地震は経験したことがなかった。災害の怖さを痛感した」と振り返る。

日赤県支部が保管する支援物資を前に、日本海中部地震の経験を語る碇谷さん=秋田市旭北栄町

 当日は、秋田市中通にあった県支部の事務所で作業中だった。もうすぐ正午で「何を食べに行こうか」と考えていた時、ぐらりと来た。「並の揺れではなかった。周りでは壁際のロッカーを押さえて何とか立っていた人もいた」

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