「近づかない、囲まない」 自治体職員対象、県がクマ対策で初の研修

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 人の生活圏に出没したクマによる人身事故が近年相次いでいることを受け、秋田県は本年度、県や市町村の職員を対象にした「クマ対策人材育成研修」を始めた。クマの出没範囲が拡大している状況を踏まえ、適切な対策を地域住民に指導できる職員を育成したい考え。

 県によると、人の生活圏で起きたクマによる人身事故は、2002~06年の5年間は7件だったのに対し、17~21年の5年間では26件と、約4倍に増加した。人材育成研修は、住民にとって身近な県地域振興局や市町村の職員が体系的に対策を学ぶことで、地域における被害の拡大を防ぐのが狙いだ。

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