米国防総省、衛星通信契約 スターリンク、資金拠出

 【ワシントン共同】米国防総省は1日、ウクライナの防衛を支える目的で、人工衛星を使った米宇宙企業スペースXのインターネット接続サービス「スターリンク」と契約したと明らかにした。スペースXはこれまでもウクライナでサービスを提供してきたが、多大な維持コストを理由に資金拠出を求めていた。

 国防総省は「衛星を使った通信は、ウクライナの通信ネットワークの中核だ」と説明。ウクライナ軍の司令部と前線の間で情報の送受信に利用されるなど、スターリンクが重要な役割を果たしてきたことを踏まえ、通信手段の維持を支援する考えを強調した。

 スペースXを率いる米起業家イーロン・マスク氏は昨年10月、スターリンクのウクライナへの提供は永久に続けられないとして、将来的に停止する可能性を示唆。米メディアによると、スペースXは国防総省に対し、必要な資金を出すよう求める書簡を送付していた。

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