秋田工業高メカクラブ部、「人の役に立ちたい」 アイデア出し合い製品開発

連載:Come On!文化部
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 電動工具の音が響く部室で、部員たちで出し合ったアイデアが少しずつ製品の形へと整っていく。まだ世の中にない、新しいものを生み出そうと、秋田工業高校(秋田市)メカクラブ部は試行錯誤を続けている。

ものづくりに打ち込むメカクラブ部の部員たち。女子部員も在籍し、製作に当たっている

 同部には部員17人のうち、女子が4人在籍している。普段は男女分かれて2班で活動。女子班の活動は、日常に役立つ用具や道具の開発が中心だ。

 4人が開発しているものの一つが、姿勢を崩さずに本などを楽に読める弱視の人向けの書見台。県立視覚支援学校(同市)から依頼を受けた。製作に当たっては「マグネットでプリントを貼り付けたい」「視覚障害者にとって黒い背景が見やすい」という支援学校教員のリクエストを基に、天板に木の板と黒い鉄板を組み合わせた。他にも天板の傾斜を数段階変えられるようにし、板の角を丸くする工夫を加えた。完成後に学校へ贈る。

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