博士号持つ社会人、教員採用開始から15年 理数教育充実、科学の芽育む

連載:教育2023
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 秋田県教育委員会が、理数系の博士号を持つ社会人を高校教員に採用する取り組みを始めてから、今年で15年になる。これまでに12人が採用され、科学や実験の面白さを伝えてきた。採用教員で組織する「博士教員教育研究会」の大沼克彦会長(53)=大曲農業教諭、農学博士=は「さらなる理数系教育の充実と推進を図り、子どもたちの科学の芽を育てたい」と語る。

横手高で行われた授業に招かれ、生徒らに研究のアドバイスをする大沼会長(中央)

 横手高校で5月18日、「MDS(美入野データサイエンス)探究」と題した授業が行われた。理数科の2年生が「プラスチックの劣化条件と保護方法」「野菜の有毒物質を活用する方法」など、これから半年間ほどかけて取り組む課題研究のテーマを発表した。

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