「先輩をインターハイに」 金足農、相撲団体で12年ぶり栄冠

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 5大会連続優勝中の秋田北鷹との試合は2―2にもつれ、勝負の行方は大将戦に委ねられた。大将・加賀谷琉(2年)は前日の個人選手権を制した勢いそのままに相手を寄り切り、ガッツポーズで喜びを表した。唯一の3年生・吉田智就主将がけが明けで団体出場を断念。1、2年生が「先輩を必ずインターハイに連れて行く」と、一丸となって勝利をもぎ取った。

【相撲男子団体・秋田北鷹―金足農】先鋒戦で金足農の石川(右)が秋田北鷹の粕田を押し出す=県立武道館相撲場


 吉田は昨年5月、加賀谷との練習中にけがを負った。責任を感じた加賀谷は試合で結果を出すことで仲間を引っ張った。大将戦では相手が真っ向勝負をしないと予測。仕切り線から離れて備え、立ち合いで相手が右腕を取ろうとしたところをかわして勝負を決めた。

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