湯沢市秋ノ宮の秘湯・鷹の湯温泉、湧出量回復し8日に営業再開

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 源泉の温度低下と湧出量減少に見舞われ、昨年12月から休業中の温泉旅館「鷹の湯温泉」(秋田県湯沢市秋ノ宮)があす8日、宿泊、日帰り入浴とも営業を再開する。気温上昇に伴い温度が高まっていることに加え、3月下旬から湧出量が回復。寄付金で導入する加温用ボイラーの設置も進む。経営する小山田光博さん(38)は「多くの人から支援をいただきありがたく思っている。再開後も愛される旅館を目指す」と語る。

8日に営業を再開する鷹の湯温泉の半露天風呂。源泉の温度と湧出量が回復傾向にあるほか寄付金を原資に加温用のボイラーを設置した

 鷹の湯温泉の源泉の温度は80度台だったが、2020年秋に70度前後へ低下。21年夏には37・7度まで下がった。一時期は60度前後に回復したが、昨年秋には40度近くになった。湧出量の減少は21年春に始まった。

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