大阪入管、回答せず 酒酔い診察問題で弁護士に

 大阪出入国在留管理局(大阪入管、大阪市住之江区)の常勤女性医師が酒に酔った状態で外国人収容者を診察していた疑いがある問題で、収容者の権利改善に取り組む弁護士グループが質問状を送り、大阪入管側が「返信の予定はない」と口頭で回答したことが8日、分かった。

 質問状は、大阪入管が問題を把握した経緯や医師の勤務状況、酒酔い以外の言動などを尋ねる内容。5月30日付で送付し、回答期限を過ぎた6月7日、弁護士グループ側が電話で問い合わせた。

 中井雅人弁護士(大阪弁護士会)によると、大阪入管の担当者は「全ての項目について存否を答えることは控える」と述べ、回答を拒否した。

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