5月倒産、14カ月連続で増加 34%増、物価上昇で高水準

 東京商工リサーチが8日発表した5月の全国企業倒産(負債額1千万円以上)は、前年同月比34・7%増の706件と14カ月連続で増加した。物価高が響き、卸売業や小売業などで大幅に増えた。高水準の増加率が続き、1~5月で計3272件に達し、22年上半期(1~6月)の3060件を超えた。

 負債総額は約3・2倍の2787億3400万円だった。高齢者向け携帯電話「らくらくホン」や、「アローズ」のシリーズの開発を手がけるFCNT(神奈川県大和市、負債872億円)が民事再生法の適用を申請したことなどで膨らんだ。

 産業別では、建設業が40・4%増の132件、卸売業は54・8%増の96件だった。

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