本格反攻に反撃とロシア大統領 欧米供与車両損失と分析も

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8日、ウクライナ東部ルガンスク州の前線でロシア軍陣地に向けて攻撃するウクライナ兵(AP=共同)
8日、ウクライナ東部ルガンスク州の前線でロシア軍陣地に向けて攻撃するウクライナ兵(AP=共同)

 【キーウ共同】ロシアのプーチン大統領は9日、ウクライナ軍の大規模反攻が始まったとの認識を示し、ウクライナ側は「いかなる目的も達成できなかった」と述べた。米シンクタンクの戦争研究所は、ウクライナ軍は4日からの反転攻勢の一環として3方面で作戦を行い、うち南部ザポロジエ州西部では7~8日に大規模攻撃で第1防衛線を突破したが、ロシア軍が撃退したとの分析を8日発表した。

 同研究所は、ウクライナ軍は欧米供与の軍用車両を一部失ったが、その影響を重大視すべきではないと指摘。東部ドネツク州の激戦地バフムト付近ではウクライナ軍に一定の進軍があったと推定した。

 ウクライナのマリャル国防次官は9日、「戦線はあらゆる方面で緊張している」と表明。ドネツク州各地で激戦が続いており、バフムト付近では攻勢に出ていると主張した。

 一方、ロシア軍側は9日、前夜にドネツク州南方とザポロジエ州でそれぞれウクライナ軍から攻撃を受けたが、戦車21両や装甲車23両を破壊して撃退したと表明した。大きな人的損失も与えたとしている。ロシア通信が報じた。

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