患者のまぶたにテープ　看護師を解雇、岐阜

　岐阜市の河村病院は９日、入院患者のまぶたにテープを貼る不適切行為をしたとして、女性看護師を懲戒解雇にしたと明らかにした。患者が寝なかったためとみられる。また、転倒した患者の写真を撮影し職員間で共有したとして、別の女性看護師を訓戒の処分とした。既に退職したという。

　中島弘幸病院長は「全ての関係者に多大な迷惑、心配をかけたことを深くおわびする」とコメントした。

　病院によると、解雇された看護師は昨年１２月、患者のまぶたに医療用テープを貼り、スマートフォンで撮影した。写真を送られた看護師が上司に報告し、問題が発覚した。病院は今年２月に解雇した。

　不適切行為に関する情報を把握した市保健所から連絡を受け、病院は今月、問題の経緯を報告。処分直後は連絡していなかった。