弁護士「包括的な差別禁止法を」 ヘイト問題で講演、香川・丸亀
ヘイトスピーチ問題に詳しい師岡康子弁護士が9日、香川県丸亀市で講演し、包括的な差別規制の重要性を訴えた。2016年にヘイトスピーチ解消法が成立した後も、差別意識に基づく犯罪であるヘイトクライムが全国で相次いでおり「明確に差別を禁止する法律が必要だ」と語った。
香川県隣保館連絡協議会が主催。師岡氏は、差別の被害者が自分で裁判を起こして闘う以外に救済される仕組みがないことを問題視した。「被害者救済のための調査や調整をする第三者機関が求められる」と話した。
川崎市で反ヘイト運動に取り組む在日コリアン3世の崔江以子さん(49)も登壇した。
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