大阪入管、医師確保のめど立たず 酒酔い診察問題、弁護士に説明

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記者会見する中井雅人弁護士=9日午後、大阪市
記者会見する中井雅人弁護士=9日午後、大阪市

 大阪出入国在留管理局(大阪入管、大阪市住之江区)の常勤医師が酒に酔った状態で外国人収容者を診察した疑いがある問題で、収容者の権利改善に取り組む弁護士グループは9日、入管側から代わりの常勤医を採用するめどが立っていないと説明を受けたと明らかにした。

 記者会見した中井雅人弁護士は、改正入管難民法を念頭に「医療体制の強化が法改正の前提なのに、入管は本気で取り組んでいない。国民がなめられている」と話した。

 弁護士グループは先月、医師の勤務状況などについて尋ねる質問状を送付。入管は「返答しない」とした上で、1月下旬から収容施設に常勤医不在の状態が続いていることなどを説明したという。

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