主翼と尾翼が接触し損傷 羽田空港、エバー機とタイ機

※写真クリックで拡大表示します
エバー航空機と接触したタイ航空機。右主翼の先端にあるウイングレット(中央)が損傷していた=10日午後0時57分、羽田空港
エバー航空機と接触したタイ航空機。右主翼の先端にあるウイングレット(中央)が損傷していた=10日午後0時57分、羽田空港

 羽田空港で台湾のエバー航空とタイ航空の機体が接触した事故で、タイ航空機の右主翼の先端にあるウイングレット(翼端板)と、エバー航空機の左水平尾翼が損傷していたことが10日、国土交通省への取材で分かった。国交省は損傷の程度や当時の状況を詳しく調べている。

 羽田空港では、事故で4本ある滑走路のうちA滑走路が約2時間にわたり閉鎖された。全日空や日航など他の航空会社の発着便にも遅れが出た。

 国交省によると、誘導路付近で離陸に向け待機中のエバー航空機の後ろをタイ航空機が通ろうとした際に接触した可能性がある。

 タイ航空機はバンコク行き683便で、乗客乗員264人が乗っていた。エバー航空機は台北行き189便で、207人が搭乗。いずれもエアバスA330だった。けが人はいないとみられ、数時間後に乗客はターミナルビルに戻った。

 エバー航空機に乗っていた神奈川県の会社員栗原海志瑠さん(25)は取材に「衝撃があり窓から外を見ると、近くにいたタイ航空機の翼端板が欠けているのが見えた」と証言した。

お気に入りに登録
シェアする

秋田魁新報(紙の新聞)は購読中ですか

紙の新聞を購読中です

秋田魁新報を定期購読中なら、新聞併読コース(新聞購読料のみ)がお得です。

新聞は購読していません

購読してなくてもウェブコースに登録すると、記事を読むことができます。