飯間浩明さん「ことばはなぜ変わるのか」 秋田さきがけ政経懇話会
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秋田さきがけ政経懇話会の6月例会が13日、秋田市のイヤタカで開かれた。日本語学者で国語辞典編さん者の飯間浩明さん(55)が「ことばはなぜ変わるのか」と題して講演。辞書の語釈の変遷などを紹介し、「社会の変化に応じて言葉は変わる。現代の言葉を生きたまま定着させたいとの思いで編さんしている」と述べた。
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飯間さんは国語辞典の編さんに20年ほど携わっている。言葉が変化する背景には、「必要とする人々の思いがある」と指摘。例として「こだわる」という言葉を挙げた。元は「一つのことにとらわれる」というマイナスの意味だったが、1980年代ごろから「ビールにこだわる」といったプラスの意味が加わったとし、「譲れないものがある、と端的に伝えたい気持ちが新しい使い方につながった」と説明した。
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