7月の秋田大雨、際立つ「長さ」と「広さ」 降水量データから特徴を探る

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7月中旬に発生した秋田県の記録的大雨は、時間の「長さ」と範囲の「広さ」が特徴といえる。その一方、短時間で集中的に降る「強さ」は影を潜めた。秋田市の市街地浸水をはじめとした大きな被害をもたらした要因は何だったのか。降水量データから探った。(デジタル編集部・斉藤賢太郎)

秋田地方気象台によると、7月14~16日の大雨により、県内37のアメダス観測地点のうち各8地点で、24時間と48時間の降水量が過去最大値を更新した。72時間の最大値更新も6地点に上った。

短時間強雨の最大値更新はゼロ

これに対し、1時間や3時間といった短時間の降水量が過去最大になった地点はゼロ。線状降水帯の発生を知らせる「顕著な大雨に関する気象情報」や、数年に一度レベルの「記録的短時間大雨情報」といった、災害危険度の急激な上昇に関する発表もなかった。

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