東芝「量子技術センター」を開所 英国に、5年で36億円投資

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鏡開きを行う東芝の島田太郎社長(中央)ら=22日、英ケンブリッジ(共同)
鏡開きを行う東芝の島田太郎社長(中央)ら=22日、英ケンブリッジ(共同)

 【ケンブリッジ共同】東芝は22日、量子技術の開発拠点を置く英ケンブリッジで、製品開発などを手がける新たな施設「量子技術センター」を開所した。2023年度からの5年間で2千万ポンド(約36億円)を投じ、盗聴が理論上不可能とされる次世代技術「量子暗号通信」の本格的な事業化に向けての動きを加速させる。

 22日午前に日英両政府の関係者を招き、式典を催した。東芝の島田太郎社長は「英国はイノベーションに最適な場所だ」とあいさつした。出席者らとともに鏡開きを行い、日本酒をふるまった。

 東芝は1999年にケンブリッジで量子技術の基礎研究を始め、実証実験を重ねてきた。

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