大館市田代地域、バス路線再編へ ワゴン車で集落巡回、利用しやすい体制構築を

連載:ニュースの「つぼ」
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田代地域を走る路線バス。交通再編により、10月からバスに代わりワゴン車の運行が始まる

 秋田県大館市田代地域で10月から、バス路線が再編される。北部の集落と市中心部を直結する3路線を見直し、代わりに集落と近隣の2駅を巡回するワゴン車を導入、2駅で市中心部に向かう幹線バスと接続する方式に見直す。市は1年間の実証運行と位置付け、ニーズや課題を探る。本格導入に向けては、住民が利用しやすい体制を構築できるかがポイントになる。

 3路線は秋北バス(同市)が運行。人口減少による乗客減で国庫補助の要件を満たせず、路線の維持が難しくなっていることが再編の背景にある。市は輸送事業者などと協力しながら、一定の利用と採算が見込める新たな運行体制で地域の足の確保を図る。市が負担する補助金額は、3路線を維持するより抑えられる見込み。

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