ロシア外相、停戦は検討せず 欧米を「うその帝国」と批判

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23日、米ニューヨークの国連本部で記者会見するロシアのラブロフ外相(共同)
23日、米ニューヨークの国連本部で記者会見するロシアのラブロフ外相(共同)

 【ニューヨーク共同】ウクライナ侵攻を続けるロシアのラブロフ外相は23日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、ウクライナとの「いかなる停戦案も検討しない」と明言した。ウクライナに武器を提供する欧米は「ロシアと真っ向から戦争をしている」と主張。会見に先立つ国連総会一般討論での演説で西側諸国を「うその帝国」と呼び、欧米批判を展開した。

 ラブロフ氏は記者会見で、ウクライナのゼレンスキー大統領が提唱する和平案「平和の公式」を「誰もが理解しているように、絶対に実現不可能だ」と一蹴した。

 ロシアが離脱したウクライナ産穀物の輸出合意への復帰は「現実的でない」と否定。ロシア産穀物の輸出正常化の約束が果たされず、合意は「ごまかしだった」と訴えた。

 ラブロフ氏は、10月に北朝鮮を訪問する考えを示した。金正恩朝鮮労働党総書記が今月13日のプーチン大統領との会談でプーチン氏の訪朝を要請しており、実現へ調整を進める。北朝鮮側とロシアへの武器提供について話し合う可能性もある。

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